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インプラントは80歳でもできる?治療前に知っておくべき条件と注意点

▼目次

高齢になってから歯を失った場合、「80歳でもインプラント治療は受けられるのか」「体の状態によって影響はあるのか」と不安に感じる方も多いでしょう。インプラントは年齢だけで判断されるものではなく、全身の健康状態や口腔内の環境も大きなポイントといわれています。治療の適応を知っておくと、自分に合った選択肢を考えやすくなります。今回はインプラントと年齢の関係について、三木市の歯医者 みらい歯科矯正歯科クリニックが解説します。

 

1. インプラント治療は何歳まで?

インプラント治療は「何歳まで」という明確な年齢制限があるわけではありません。ここでは、高齢の方がインプラント治療を検討する際に知っておきたいポイントを解説します。

 

①全身の健康状態を最優先に

インプラントは外科処置を伴うため、心疾患や内科的疾患の状態が関係する場合があります。持病が安定しているかどうかが、治療の判断基準になることもあります。

 

②顎の骨の状態を確認

インプラントを支える顎の骨が十分かどうかも重要なポイントです。骨量は個人差があるため、検査で適応を判断してもらうことが大切です。

 

③薬の服用状況が影響することがある

骨代謝に関係する薬や、血液をサラサラにする薬を服用している場合は、治療の進め方を慎重に検討することが重要です。歯医者と医科の連携が必要なケースもあります。

 

④口腔内の清掃状態を確認

インプラント治療後はセルフケアと定期的な受診が欠かせません。日常の歯磨きが無理なく続けられるかどうかも、治療前に確認されることがあります。

 

⑤生活環境やサポート体制も重要

メンテナンスを続けるためには、生活環境の確認も大切です。定期的な通院が難しい場合は、他の選択肢が提案されることもあります。

インプラントは年齢で可否を決めるのではなく、体の状態や生活面から総合的に判断することが大切です。

 

 

2. 80歳のインプラント治療で気をつけたいポイント

80歳でインプラントを検討する場合、若い年代とは異なる点に注意する必要があります。外科処置が含まれるため、全身の状態の把握と無理のない治療計画が重要です。ここでは治療前に知っておきたい注意点を解説します。

 

①体力面の確認

インプラント手術は短時間で終わることもありますが、体力の消耗が見られる場合は慎重な判断が大切です。事前に医科の診断内容を確認することがあります。

 

②持病の経過を把握する

糖尿病や高血圧などの持病がある場合、治療中に状態が安定していることが求められます。必要に応じて、歯医者と医科が連携して治療を進めることもあります。

 

③骨の質や量の確認

高齢になると、骨の量が減っていることがあります。骨の厚みが不足している場合は、CT検査で状態を確認したうえで、必要に応じて骨を補う処置が検討されることがあります。

 

④治療期間の見通し

インプラントは、治療が終了するまでに数か月かかる場合があります。体調や生活に合わせて無理のないスケジュールを検討することが大切です。

80歳のインプラント治療は、体の状態に合わせた無理のない計画が重要です。事前の相談と検査を丁寧に行うことで、治療に取り組みやすくなります。

 

 

3. 80歳のインプラント治療後の注意点

インプラント治療後は、年齢に関わらず適切な管理が必要とされています。特に80歳前後では、口腔内や体に変化が起こりやすいため、日常生活で意識しておきたいポイントがあります。ここでは、治療後に注意したい点を解説します。

 

①毎日の清掃を無理のない範囲で続ける

インプラント周囲の歯ぐきは、汚れが溜まると炎症が起こりやすくなります。歯ブラシの持ち方や磨き方を工夫し、負担の少ない方法で清掃を続けることが大切です。

 

②定期的な受診で状態を確認する

治療後は、歯医者での定期的なチェックが重要です。見た目に問題がなくても、歯ぐきの状態や噛み合わせに変化が生じることがあるため、継続的に受診しましょう。

 

③体調の変化を伝える

薬の変更や持病の経過など、体調の変化が口腔内に影響することがあります。小さな変化でも歯医者に相談することで、治療後の管理が進めやすくなります。

 

④介護やサポート体制も含めて状態を共有する

80歳前後では、体調の変化だけでなく、生活面で介助が必要になる場合があります。インプラント周囲の清掃が難しくなると、歯ぐきに負担がかかることがあります。ご家族や介護スタッフにケアのポイントを共有しておくことで、日常の清掃が進めやすくなります。

治療後の管理は、インプラントを長く使うために欠かせない工程です。日々のケアと歯医者での定期的な確認を組み合わせることで、口腔内の状態を整えやすくなります。

 

 

4. 三木市の歯医者 みらい歯科矯正歯科クリニックのインプラント治療について

三木市の歯医者「みらい歯科・矯正歯科クリニック」では、歯を失った部分の機能を回復させるインプラント治療と、噛み合わせや歯並びを整える矯正治療を組み合わせた総合的な診療を行っています。
CTによる立体的な診断をもとに、歯列や顎の骨の状態を総合的に確認し、長く安定して噛める口腔環境の再構築を目指しています。

 

【三木市の歯医者 みらい歯科・矯正歯科クリニックのインプラント治療の特徴】

 

当院のインプラント治療の特徴①:精密な診断にもとづく嚙み合わせ設計

インプラントは、見た目の回復だけでなく、噛み合わせ全体との調和が重要です。
当院では、CTによる精密な画像診断とシミュレーションを行い、歯列全体のバランスを考慮したインプラント設計を実施。
周囲の歯との位置関係を丁寧に調整し、自然な嚙み合わせを目指します。

当院のインプラント治療の特徴②:骨や歯ぐきの状態に合わせた再生療法にも対応

インプラントを埋め込むための骨が不足している場合には、GBR(骨誘導再生法)・サイナスリフト・ソケットリフトなどの再生療法を行い、治療の選択肢を広げます。
お口の状態に応じて無理のない計画を立て、治療後の安定性を重視したサポートを行っています。

当院のインプラント治療の特徴③:インプラントと矯正を組み合わせた機能的な治療

当院では、インプラントと矯正の両分野を組み合わせることで、歯を失った部分だけでなく、噛み合わせや歯列全体を整える治療が可能です。
矯正によって歯の位置を最適化し、インプラントがより自然に機能するよう設計することで、見た目と機能の両立を実現します。
これは、各分野の知識と経験を併せ持つ歯科医師が在籍する当院だからこそ行える治療です。

 

インプラントと矯正、どちらか一方では解決できないお悩みにも対応し、「噛める」「美しい」「長く保てる」口元づくりを目指しています。
また、他院でインプラントの治療をお断りされた方やインプラントのリカバリーの相談も受け付けております。

歯を失った方や噛み合わせの乱れが気になる方は、三木市の歯医者「みらい歯科・矯正歯科クリニック」へご相談ください。

 

 

まとめ

インプラント治療は、80歳であっても体の状態や生活環境によって検討できる場合があります。年齢だけで判断するのではなく、全身の健康状態や骨の質、治療後のケアが無理なく続けられるかを確認しましょう。必要に応じて医科と連携しながら、無理のない計画を立てることが大切です。インプラント治療についてお悩みの方は、三木市の歯医者 みらい歯科矯正歯科クリニックまでお問い合わせください。

 

 


監修:みらい歯科・矯正歯科クリニック 松本 武(院長)

 

【経歴】
鹿児島大学歯学部 卒業
倉敷医療生協 勤務
宝塚 宇川歯科 勤務
2012年 兵庫県三木市にて開業
2017年 医療法人化
2021年 新医院へ移転し現在に至る

 

【所属学会・スタディーグループ】
・保田矯正塾
・床矯正研究会
・筋機能矯正セミナー
・プチ矯正セミナー
・スマイルトゥルーセミナー
・フル矯正セミナー
・SH療法セミナー
・ポリリン酸ホワイトニングセミナー
・プレオルソセミナー
・ボツリヌス・ヒアルロン酸セミナー
・ドッグスベストセミナー

 

【専門分野】
・小児歯科・小児矯正
・成人矯正治療
・インプラント治療
・予防歯科・メンテナンス

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