金属アレルギー ①
金属アレルギー ①
当院のHPをご覧になられている方に質問です。以下のような症状に心当たりはありませんか?
① 花粉症をはじめとするアレルギー症状がある
② 不定愁訴(本人だけが感じる違和感)がある
③ 肩こり、偏頭痛、歯ぎしり、うつ病のような症状がみられる
④ 未病(病気ではないが、何となく体調がすぐれない)
⑤ 電磁波過敏症の診断を受けている
上記の症状に1つでも当てはまる方はお口の中の金属による影響が出ているのかもしれません。
日本の保険治療では一般的に金銀パラジウム合金という素材が使用されていますが、この合金は色々な危険性が指摘されていることから、ドイツでは使用禁止されています。歯科先進国のドイツで禁止されている合金が日本ではまだ使用されている・・・とても怖い現状だと思いませんか?
そこで、口腔内に金属があった場合の影響(口腔内メタルの影響)について解説していきたいと思います。
<口腔内メタルの影響①>
保険治療で使用される金銀パラジウム合金に含まれる銀は化学変化を起こしやすく、お口の中の細菌がタンパク質を腐敗させて発生させる硫化水素と反応し、黒くなり雑臭を発生させます。
かぶせ物の中はこんな状態・・・・ゾッとしますよね。
<口腔内メタルの影響②>
・金属の詰め物やかぶせ物によるアレルギー
・顔やお口の中における症状
歯肉炎、口内炎、口唇炎、舌痛症、舌炎、異味症etc
・全身における症状
ステロイド皮膚症、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、脱毛症、皮膚そう痒症、扁平苔癬etc
<口腔内メタルの影響③>
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の原因とも言われております。
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏にウミが溜まった皮疹(膿疱)が沢山できる病気で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。足と手以外にスネやひざにも皮疹が出ることあります。皮疹は小さな水ぶくれから次第に膿疱に変化し、その後かさぶたとなり角層(皮膚の最表層)がはげ落ちます。出始めは痒くなることが多いです。
<口腔内メタルの影響④その1>
電磁波過敏症という疾患をご存じでしょうか?
日本では認知度が低いのですが、スウェーデンなどの北欧では認知度が高く保険制度の対象にもなっているそうです。WHOは携帯電話などの電化製品から発生する高周波の電磁波には発がん性の可能性があると発表しています。
最近日本の研究チームの発表によると、日本人の人口の3~5.7%が電磁波過敏症の症状を訴えているということですので、少しずつ電磁波に対する理解が広まってきています。
電磁波過敏症と口腔内メタルの影響と何が関係するのか?と思われた方もいらっしゃると思いますが、ここからが本題です。歯科治療で銀歯などの金属製の詰め物やかぶせ物が使用されてきた事はご存知だと思いますが、なんとこの金属が電磁波を引き付けイオン化して溶け出す特徴があるのです。ちなみにこの特徴をコヒーラ現象といいます。
長い期間お口の中にとどまっている金属が、劣化し溶け出して体内に入ったため金属アレルギーが発症する場合があると言われています。
次は金属アレルギーの発生機構についてです。