小児矯正〈子供さんの矯正〉症例2-1
小児矯正〈お子さまの矯正〉の症例をご紹介いたします。
なお、写真掲載につきましては、兵庫県神戸市西区にお住まいのご本人および保護者の方の同意を頂戴しております。
2017年2月、8歳の女の子が「歯並びが気になる」ということで、お母さまとご一緒に矯正相談へご来院されました。左上が正面からの写真、右上が下から見上げた写真です。下顎前歯(青色矢印の歯)がかなり内側に傾き、上顎前歯(白色矢印)が八の字状に生えている状態でした。
小児矯正〈お子さまの矯正〉 症例 2‑1
上記の写真は、下顎を上から見たものです。下顎前歯〈青色矢印の歯〉がかなり内側に生えていることがお分かりいただけます。
当院 みらい歯科・矯正歯科クリニック に来院される前、お近くの歯科医院を受診された際に「治療が困難で、大人になってから矯正治療を行ってもきれいに並ばないかもしれない」と言われたとのことで、お母さまはかなりご心配されていました。
そこで、当院では以下の内容をご説明し、ご理解を頂いたうえで矯正治療を開始しました。
矯正を開始する最適な年齢である7歳~8歳であるため、必ずしも治療が困難というわけではありません。
7歳~8歳という適齢期に矯正治療を開始された場合、将来的にブラケット(ボタン)装着を伴う抜歯を必要とする矯正を回避できるケースが期待されます。
筋機能矯正装置(マイオブレイス・K1・プレオルソ)という取り外し式の装置を使用し、毎日就寝時および日中1〜2時間の装着を必ずお願いしました。
また、「あいうべ体操」やガムを使った舌のトレーニングなど、自宅で行う口腔筋機能療法(MFT)を積極的に実施していただく必要があります。
口腔筋機能療法(MFT)とは、舌・口唇・顔面といったお口まわりの筋肉を強化し、バランスよく機能させるためのトレーニングです。
この8歳の女児は、ご自身でも現在の歯並びに強くご不満をお持ちで、お母さまと同様に治療に積極的にご協力くださいました。次回は6か月後の写真をご紹介する予定ですが、ご本人・ご家族のご協力により、6か月という短期間でも目立った変化が認められました。
当院は三木市を拠点に、神戸市西区・神戸市北区・明石市・小野市・加東市・加西市など、遠方からも多くの方にご来院いただいております。どうぞお気軽にご相談ください。