舌の位置、正しく知っていますか?低位舌とお口の健康の関係
突然ですが、今、皆さんの舌先はどこに触れていますか?
① 下の前歯
② 上下の前歯の間
③ 上の前歯
④ 上前歯の少し上(上顎)
舌の理想的な位置は、④の「上前歯の少し上(上顎)」とされています。
舌先がお口の天井に軽く触れている状態が、一般的に望ましいといわれています。
この位置にない場合、「低位舌」と呼ばれ、舌が下がりやすい状態です。
舌の位置や筋力の弱さによって、次のような影響が出る場合があります。
■① 口呼吸になりやすい傾向
舌が高い位置にあると鼻呼吸がしやすく、舌が下がっている場合は口が開きやすくなることがあります。
アレルギー性鼻炎などで鼻呼吸が難しい場合は、耳鼻科での相談が役立つ場合があります。
■② いびきが起こりやすくなることがある
舌の筋力が低下し後方に下がると、睡眠中に気道が狭くなることがあります。
舌の位置を意識したり、舌を動かすトレーニングが役立つこともあります。
※体格や顎の大きさなど、他の要因によるいびきは改善が難しい場合があります。
■③ 歯並びや顎の成長に影響する場合がある(お子さん)
歯は、頬・唇・舌の位置や筋の働きの影響を受けて並びます。
舌が低い位置にあると、唇や頬からの圧力が強くなり歯列が乱れやすくなることがあります。
また、舌が上に持ち上がりにくいお子さんは上顎の成長が不足しやすいとされ、
歯が並ぶスペースが不足する原因になる場合があります。
■舌を鍛える簡単なトレーニング
舌の筋力を高める方法として、「あいうべ体操」など、
口周りの動きを意識するトレーニングがあります。
短時間で取り入れられるため、すきま時間にも実践しやすい方法です。
舌の位置や口呼吸が気になる方は、お気軽にご相談ください。
みらい歯科・矯正歯科クリニックには、三木市だけでなく周辺エリアからも多くの方が来院されています。