気になる「口内炎」—種類と特徴をわかりやすく解説

今日は、お口の中でよくみられる「口内炎」についてお話しします。
■口内炎とは
口内炎は原因によっていくつかの種類に分けられます。
●アフタ性口内炎
疲労・ストレス・栄養バランスの乱れ・睡眠不足などがきっかけで起こるとされています。
最も一般的な口内炎で、多くは10日前後で自然に治るといわれています。
ただし、治りにくい場合や繰り返しできる場合は、他の病気が関係することもあるため、受診が勧められます。
●カタル性口内炎
入れ歯・被せもの・矯正装置などが当たってできた傷、やけどなどが原因といわれています。
装置が合っていないと感じる場合は、調整が必要になることがあります。
●ウイルス性口内炎
ウイルスが関係するタイプで、強い痛みや発熱、倦怠感がみられることがあります。
■治療について
当院では、薬剤を使用した処置を行っています。
(※レーザー治療は行っていません)
■口内炎をできにくくするためのポイント
日常生活の中では、次のような点が大切とされています。
・栄養バランスの良い食事
・口の中を乾燥させない習慣
・疲労をためすぎないこと
特に、粘膜の健康維持に関わる栄養素として、次のビタミン類が挙げられます。
ビタミンB2(例:レバー、ブロッコリー など)
ビタミンB6(例:赤身の魚、バナナ、さつまいも など)
ビタミンC(例:レモン、キウイフルーツ、菜の花 など)
日頃から口腔内のケアを行うことが、口内環境を整えるうえで役立つとされています。
気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。