知らないうちに口呼吸に?そのサインと見直したい習慣について

無意識に口呼吸になってしまう方が増えていると言われています。
今回は、口呼吸と鼻呼吸の違いや、それぞれの特徴についてご紹介します。
■ 口呼吸と鼻呼吸の違い
●口呼吸
口で呼吸をすると、乾燥した空気が直接のどへ届きやすく、のどの粘膜が乾燥しやすくなります。乾燥が続くと、粘膜本来の働きが十分に発揮されにくくなることがあります。
また、口の中が乾燥すると、
・歯や歯ぐきの汚れが残りやすい
・口臭の原因となる場合がある
といった変化が起こりやすくなるといわれています。
さらに、口が開いた状態が習慣化すると、口周囲の筋肉に影響が出て、あごの成長や歯並びに関係する場合があるとされています。
夜間の口呼吸が続くと睡眠の質に影響が出るケースも報告されており、日中の集中力に影響することもあります。
●鼻呼吸
鼻には、
・空気中の細かいほこりや細菌などを取り除くフィルター機能
・空気を湿らせ、温度を調整する機能
があります。
本来、人は鼻で呼吸するように仕組みが備わっており、呼吸に必要な多くの働きは鼻が担っています。
■ 口呼吸になりやすい要因
・鼻づまり(風邪、鼻炎、アレルギーなど)
・柔らかい食事が多い生活習慣
・会話量の減少などによる口周囲筋の活動低下
・口を使った遊びの減少
複数の要因が重なり、口呼吸につながるケースもあります。
■ 口呼吸による影響
口呼吸が続くと、次のような変化がみられることがあります。
・口の乾燥による虫歯や歯周病リスクの増加
・口臭が気になる
・のどが乾燥しやすい
・睡眠時に口が開きやすい状態になり、いびきの要因となることがある
・歯並びやあごの発育への影響が出る場合がある
気になる症状が続く場合は、早めの相談をおすすめします。
■ 口呼吸チェックリスト
以下の項目に当てはまる場合、口呼吸の傾向がみられることがあります。
□ 歯並びが気になる
□ 発音がはっきりしないことがある
□ 朝のどが乾燥している
□ 口内炎ができやすい
□ 口が開いたままになりやすい
□ 食事の際に音が出やすい
□ 唇が乾燥しやすい
□ 唇を閉じるとあごに梅干しのようなシワが出る
□ 早食いの傾向がある
□ 片側で噛む癖がある
いくつか当てはまるものがあれば、日常の呼吸や姿勢について見直してみるきっかけになります。
鼻呼吸を意識することや、口周りの筋力を整えるトレーニングもありますので、気になる方はスタッフへお気軽にご相談ください。
みらい歯科・矯正歯科クリニックには三木市だけでなく、神戸市西区・神戸市北区・明石市・小野市・加東市・加西市などからもご来院いただいております。
お口まわりのお困りごとがあればお気軽にご相談ください。