インプラント症例 30代男性 術後
インプラント症例:30代男性(術後)
以下の口腔内写真は、兵庫県三木市にお住まいの30代男性患者様の術後の状態を記録したものです。写真掲載にあたっては、患者様より文書による同意をいただいております。
術前は歯根のみが残存する「残根」状態の歯や、重度の虫歯、反対咬合(いわゆる「受け口」)が確認されましたが、適切な治療により多くの部位で保存が可能となり、必要な部位にはインプラントを用いた補綴処置を行いました。
【治療内容の概要】
保存処置:黄色矢印の歯は初診時に残根状態でしたが、抜歯せず保存することができました。
インプラント埋入:赤色矢印の歯は保存が困難だったため抜歯後にインプラントを埋入しました。
咬合改善:青色矢印の部位は、初診時に反対咬合でしたが、正常な咬合へと導くことができました。
【治療過程と経過】
初診時には咬合崩壊(噛み合わせが失われ、咀嚼が困難な状態)が認められ、包括的な治療計画を立案しながら治療を進行しました。使用した主な技術は以下の通りです:
抜髄、抜歯、仮歯装着、歯周外科手術
インプラント埋入:5本(骨造成術[GBR]、上顎洞挙上術[サイナスリフト]含む)
補綴:セラミッククラウンおよびハイブリッドクラウンの装着
術後の状態では、審美性と咬合機能の両面において良好な結果を得ることができました。
【治療期間・費用について】
治療期間:4年3か月
通院回数:53回
治療費用:保険外治療費総額 2,192,400円(税込)
内容:インプラント5本、各種補綴、外科処置含む
※効果には個人差があり、全ての方に同様の結果が得られるわけではありません。
【維持管理と予防について】
良好な状態を長期的に維持するためには、日常の口腔ケア(セルフケア)と歯科医院での専門的ケア(プロフェッショナルケア)の両立が重要です。特に3か月に1回の定期検診・クリーニングが推奨されます。
歯科治療においては、重症化すればするほど治療期間が延び、通院負担も増大します。早期の予防的対応が、歯の健康とご自身の時間を守る鍵となります。
治療前の経過写真や詳細をご覧になりたい方は、以下のリンクをご参照ください:
🔗 http://www.miraidc.com/blog/post-108/”