甘いものを食べる前に知っておきたい、虫歯との関係
今回は「甘いもの（砂糖）との付き合い方」についてお話しします。
■砂糖そのものは悪いものではありません
砂糖は昔から貴重な調味料として使われ、エネルギー源にもなります。
適切に摂取すれば問題ありませんが、過剰に摂り続けると健康面で様々なリスクが高まるとされています。
■砂糖と虫歯の関係
虫歯の発生には、砂糖の摂取量だけでなく「口の中に糖分が残っている時間」も関係するといわれています。
▼虫歯リスクを高める代表的な例
飴など、口の中に長く残る食品
清涼飲料水やスポーツドリンク
砂糖入りの缶コーヒー
飲食のたびに口内が酸性に傾くため、回数が多いほど虫歯になりやすくなります。
飲んだ後に水で口をすすぐ・間食をだらだら続けない・ジュースを常備しないなど、日常の工夫でリスクを下げられるとされています。
また、砂糖の過剰摂取は虫歯だけでなく、歯肉炎や歯周病の悪化要因となる可能性もあります。
■砂糖の摂り過ぎと全身への影響
近年、砂糖の過剰摂取は生活習慣病のリスクにもつながることが報告されています。
例として以下のような影響が指摘されています。
エネルギー過剰による肥満
肝臓に脂肪が蓄積する可能性
過剰な糖分摂取と認知機能低下との関連を示す研究報告
どれも「摂りすぎ」が問題とされています。
■甘いものと上手に付き合うために
▼１日の砂糖摂取量の目安
世界保健機関（WHO）は、
成人の砂糖摂取量は1日25g程度が望ましい としています。
（スティックシュガー約8本、小さじ約6杯分）
砂糖を完全に避けるのは難しいため、量と頻度を意識しながら付き合っていきましょう。
みらい歯科・矯正歯科クリニックには、三木市だけでなく小野市・加東市・神戸市などからも来院いただいています。
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