0歳から始める「歯並びの土台づくり」授乳・離乳食・食事のポイント

0歳からできる「歯並びのための習慣」について
今回は、乳幼児期から意識できる歯並びへの影響についてお話しします。
■0歳頃 ― 授乳方法と口の発達
授乳方法によって、お口周りの筋肉の使い方に違いがあるといわれています。
母乳:吸う力を使い、唇や口周りの筋肉をしっかり動かす
哺乳瓶:比較的少ない力で飲めるため、同じように筋肉を使わない場合がある
どちらが良い悪いという話ではなく、口周りの発達には筋肉の使い方が影響する可能性があります。
■離乳食期のポイント
離乳食の与え方も口の動きに関係するとされています。
●スプーンの使い方
正しい与え方の目安としては、
スプーンを 下唇にそっと当てる
赤ちゃんの 上唇が食べ物を取りにくるのを待つ
スプーンは 水平に引き抜く
という流れです。
スプーンですくい上げたり、押し込む動作が習慣になると、唇の動かし方が育ちにくいことがあります。
■2歳頃からの食事で意識したいこと
歯ごたえのある食材を取り入れ、しっかり噛む練習につなげていきましょう。
一口サイズだけでなく、前歯で噛み取れる大きさのものを取り入れる
例:おにぎりを持って前歯で噛む、噛み切る動作につながる
しっかり噛む経験は、口周りの筋肉の発達につながります。
●食事姿勢も大切です
テレビや遊びを控え、「食べることに集中できる環境」を作る
足が床につく姿勢で座ると、安定して噛む力が発揮しやすいといわれています
■まとめ
乳幼児期の食べ方・飲み方・姿勢は、口周りの成長に関わることがあります。
日常の中で少し意識をするだけでも、将来の歯並びの土台づくりにつながります。
育児の中で気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
みらい歯科・矯正歯科クリニックには三木市だけでなく、神戸市西区・神戸市北区・明石市・小野市・加東市・加西市などからもご来院いただいております。