お口の健康が全身に影響！歯周病と糖尿病の関係をやさしく解説
皆さまは「歯周病と糖尿病はお互いに影響し合う」といわれていることをご存じでしょうか？
今回は、歯周病と糖尿病の関係についてお話しします。
■ 糖尿病とは？
糖尿病は、インスリンというホルモンの働きが不十分になることで血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。
進行するとさまざまな合併症が起こり、動脈硬化が進みやすくなることも知られています。
糖尿病には主に 2 種類あります。
●1型糖尿病
インスリンを体内でつくりにくくなるタイプで、外からインスリンを補う治療が必要になります。
●2型糖尿病
生活習慣などが関係しやすく、日本では最も一般的なタイプです。
近年の研究では、糖尿病と歯周病には深い関連があることがわかってきています。
そのため、歯周病は「糖尿病と関連する疾患の一つ」と捉えられるようになっています。
■ 糖尿病と歯周病の関係
●糖尿病があると
・歯ぐきが炎症を起こしやすくなる
・免疫機能が低下して傷の治りがゆっくりになる
・口が乾燥しやすく、歯周病が進みやすい環境になる
血糖値のコントロール状態によっては、歯ぐきの状態が悪化しやすくなるといわれています。
●歯周病があると
・歯ぐきの炎症によって血管から炎症物質が体に入り、全身に影響が出る
・結果的に血糖値のコントロールに影響する可能性が示唆されている
このように、歯周病と糖尿病は互いに影響し合う関係であることが多くの研究で報告されています。
■ 健康を守るためにできること
お口は身体の入口です。
毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なチェックとクリーニングで歯周病を予防・早期発見することは、全身の健康維持にもつながります。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
みらい歯科・矯正歯科クリニックには三木市だけでなく、神戸市西区・神戸市北区・明石市・小野市・加東市・加西市などからも多くの方がお越しくださっています。
お気軽にご相談いただければ幸いです。