意外と多い?清涼飲料水の砂糖量と歯への影響について

こんにちは!
今回は、普段飲んでいる飲み物に含まれる「砂糖の量」についてお話します。
皆さんは、普段の飲み物にどれくらい砂糖が含まれているか意識されたことはありますか?
「なんとなく甘いかな…」という印象の方も多いかもしれませんが、実際には想像以上の量が含まれていることがあります。
■ 市販飲料に含まれる砂糖量の目安
500mlのペットボトル1本あたりの砂糖量の目安です。(一般的に公開されている成分表示から算出)
コカ・コーラ → 約56g(角砂糖約14個分)
ファンタグレープ → 約57g
カルピスウォーター → 約55g
ポンジュース → 約51g
ポカリスエット → 約31g
午後の紅茶(ストレート) → 約20g
プレミアムボス → 約12g
ボス贅沢微糖 → 約5g
マックシェイク(チョコ) → 約111g
いろはす みかん → 約21g
同じ量の角砂糖を水に溶かして飲むと、とても甘く感じるほどの量ですが、清涼飲料水は酸味料などが加えられているため、甘さが感じにくく、飲みやすい風味になっています。
■ 飲み物と「酸蝕症(さんしょくしょう)」の関係
炭酸飲料や酸味料を多く含む飲料は、歯の表面が酸により溶けやすくなる「酸蝕症」と呼ばれる症状につながることがあります。
酸蝕症は虫歯とは異なる仕組みで、酸によって歯の表面が徐々に弱くなることで起こります。
飲料を楽しむ際には、
長時間ちびちび飲まない
飲んだあとは水で軽く口をすすぐ
などが対策として推奨されています。
■ なぜ砂糖に注意が必要なの?
砂糖を多く摂りすぎると、
食生活の乱れ
肥満や生活習慣病のリスク上昇
虫歯のリスク増加
につながることが知られています。
また、野菜ジュースも飲みやすく加工されているため砂糖が含まれているものがあり、「健康のために」と飲んでいたら糖質を摂りすぎていた、というケースもあります。
できるだけ、栄養は食事からバランスよく摂るように心がけることが大切です。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。
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