乳歯から永久歯への“生え替わり期”に大切なケアとは?

今回は 乳歯から永久歯へ生え替わる時期のケア についてお話しします。
生え替わりの時期は、乳歯と永久歯が混在するため歯並びが複雑になり、磨き残しが増えやすい時期です。また、生えたばかりの永久歯は歯質が未成熟で、酸への抵抗力が十分ではないと言われています。永久歯が成熟するまでには数年かかるため、この時期のケアがとても大切です。
■おすすめのケア方法:「2度磨き」
ポイントは、“汚れを落とす磨き” と “フッ素を残す磨き” を分けることです。
① 1回目
歯磨き粉を使わず、汚れをしっかり落とすことを意識して磨きます。
② 2回目
“フッ素配合”の歯磨き粉を使用して磨きます。
歯磨き粉の量の目安は
・6~11歳:グリンピース1個分
・12歳以上:グリンピース2個分
※仕上げのすすぎは“少なめ”がポイント。
フッ素を口の中に適度に残すため、すすぎは1~2回にとどめましょう。
なお、第1大臼歯(6歳臼歯) は特に汚れがたまりやすい部位として知られており、生え途中の期間は歯肉が部分的に覆っているため、丁寧なケアが大切です。
生え替わりの時期はお口の変化が大きく、おうちでのケアと合わせて定期的なチェックが役立ちます。気になることがあれば、歯科医院でお気軽にご相談くださいね。