実は大切!噛み合わせが日常に与える影響とは

こんにちは!
今日は「噛み合わせと全身の健康」に関係するお話をご紹介します。
■噛み合わせの乱れと脳への影響が示唆された研究
岡山大学大学院の研究チームによる動物実験では、
噛み合わせを人工的に乱したラットで、脳内に蓄積するとされる
たんぱく質(アミロイドβ)が増えたという報告があります。
また、噛み合わせを整えたラットでは数週間後に数値が改善した
という結果も示されています。
人への影響については今後の研究が必要ですが、
噛む機能と脳活動には何らかの関連がある可能性が指摘されています。
■噛み合わせの乱れが顔のバランスや噛みグセに影響することも
頬杖や片側ばかりで噛むクセが続くと、
筋肉の使い方に偏りが出て、顔の左右差につながることがあります。
また、噛む回数や左右のバランスが乱れることで、
あご周りの筋肉に負担がかかりやすくなります。
「噛む」という動作は脳への刺激にも関連するとされ、
ある研究ではガムを噛んだ後のほうが記憶課題の成績が上がった
という報告もあります。
噛むことが認知機能に良い影響を与える可能性があるという見方もあります。
■噛み合わせと頭の痛みに関連があるケースも
偏頭痛のような症状の中には、
噛み合わせや咀嚼筋の負担が関連しているケースもあると言われています。
“咬合関連性頭痛”と呼ばれる分類で、
あご周囲の筋肉の緊張が影響する場合があるためです。
もちろん、すべての頭痛が噛み合わせに関係しているわけではありませんが、
原因がはっきりしない慢性的な不調の背景に、
お口の機能が関わっているケースもあります。
噛み合わせは見た目だけでなく、
日常の食事・会話・筋肉の使い方など様々な場面に影響します。
気になる症状がある場合は、まずはお気軽にご相談ください。
現在のお口の状態を一緒に確認し、適切なケアをご提案いたします。
みらい歯科・矯正歯科クリニックには、
三木市のほか、神戸市西区・北区・明石市・小野市・加東市・加西市など
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