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プチ矯正症例40代女性 矯正後

40代女性患者様のプチ矯正治療についてご紹介いたします。

【プチ矯正治療開始から2か月半後の口腔内写真】
左上前歯(緑色矢印の歯)が、主訴どおり右上前歯(黄色矢印の歯)と同じ位置まで移動しています。ただし、正面から見るとその変化がわかりにくいかもしれません。

【プチ矯正治療終了後(上顎を下から見た写真)】
治療開始直後の写真と比較すると、左上前歯が右上前歯と同じ位置まで下がっていることが確認できます。

【治療後のレントゲン写真】
右上前歯(黄色矢印)はインプラントにオールセラミック冠を装着しています。

注目すべきは、緑色矢印で示されたアバットメント(土台)とインプラント本体の間の段差です。この段差により、インプラント周囲の骨吸収が起こりにくく、結果として歯茎の後退リスクを抑えられる可能性があります。この設計は「プラットフォームシフティング型(あるいはスウィッチング型)」と呼ばれ、特に審美性が重視される前歯部に適しています。

また、オールセラミック冠は金属を使用しないため、歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の原因にならず、変色も起きにくく、金属アレルギーのリスクも軽減できます。

さらに、保険適用の銀歯と比較して、プラーク(歯垢)が付着しにくいとされており、虫歯や歯周病の予防にも有用です(※出典は明記されていません)。

【治療終了時の正面写真】
左上前歯(緑色矢印)が内側に移動し、右上前歯(黄色矢印)と左右対称の位置関係を実現しました。患者様にもご満足いただけました。

ただし、繰り返しになりますが、プチ矯正治療は一般的に前歯を内側に大きく移動させることを目的とした治療ではありません。通常は前歯の重なりを整えたり、すき間を閉じたりする範囲に限られます。

今回のように明らかな前方移動が実現できたケースは、あくまで例外的な症例であることをご理解ください。

※治療前の状態をご覧になりたい方は、以下のリンクをご参照ください:
[https://www.miraidc.com/blog/post-176/](https://www.miraidc.com/blog/post-176/)

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