インプラント症例50代女性
写真は、兵庫県神戸市西区にお住まいの50代女性の患者様の、上顎用に保険外で作製された入れ歯(義歯)を下から見上げたものです。掲載にあたっては患者様の同意をいただいております。
『インプラント症例なのに、なぜ入れ歯の写真?』と思われるかもしれませんが、実はこちらはインプラント治療を伴った“インプラントオーバーデンチャー”という特殊な義歯です。
上記は同義歯の裏側(義歯粘膜面)を撮影した写真です。通常の入れ歯には存在しない4つの黒いボタン(青色矢印)があります。これは樹脂製のキャップで、初期段階で使用される仮の部品です。使用に慣れてきた段階で、維持力の高い青色のキャップに交換予定です。
このようにロケーターアタッチメントと呼ばれる装置を使って固定力を高めた義歯が「インプラントオーバーデンチャー」です。
左の写真は入れ歯を外した状態の上顎を下から見上げたもので、右のレントゲン写真では、4つの青色矢印が示す位置にロケーターアタッチメント(ゴールド色の部品)が確認できます。これらはインプラントに装着されており、入れ歯の内側にあるキャップと結合することで安定性を高めます。
このように奥歯が片側(右側)に偏っている場合、食事中に入れ歯が浮きやすくなる傾向がありますが、インプラントオーバーデンチャーを使用することで安定感を得やすくなります。
また、この義歯はご自身で着脱が可能なため、入れ歯および口腔内の清掃が容易であり、良好な口腔環境を維持しやすいというメリットがあります。
ただし、非常に硬いものを好まれる方や、強い嘔吐反射がある方には適さない場合があります。また、樹脂製キャップは6か月ごとに交換が推奨されており、1本あたり1,500円(税抜)の維持費がかかります。
従来の固定式インプラントブリッジでは、上顎・下顎ともに6~10本のインプラントが必要となり費用が高額になりますが、インプラントオーバーデンチャーであれば、上顎4本・下顎2本で対応できるため、費用を抑えられる治療法として注目されています。
治療期間は10か月、通院回数は12回、費用はインプラント4本・サイナスリフト4か所・外科用ステント・金属床義歯代を含めて1,641,600円(税込)でした。
〈みらい歯科・矯正歯科クリニック〉には、三木市はもちろん、神戸市西区・神戸市北区・明石市・小野市・加東市・加西市など遠方からも多くの患者様にご来院いただいております。お口のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。」
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