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小児矯正〈子供さんの矯正〉症例1その3

小児矯正〈子供さんの矯正〉症例1-3:固定式拡大装置装着前の経過をご紹介します。

本症例は、9歳で矯正治療を開始された女児の11歳時点での経過です。

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左上は正面からの口腔内写真、右上は下から見上げた正面の写真です。下顎前歯(赤色波線部)の叢生(いわゆるガタガタの歯並び)は改善が見られ、歯列が整ってきています。

一方で、上顎歯列の拡大により右上前歯(黄色矢印)は前方へ誘導され、良好な方向へ変化しつつありますが、両側の上顎犬歯(紫色矢印)が歯列の外側に位置しているため、歯列内に誘導するにはさらなるスペースの確保が必要と判断しました。そのため、上顎に固定式の拡大装置(急速拡大装置〈RPE〉)を使用する方針といたしました。

※このような固定式装置の使用は、すべての患者さまに必要となるわけではなく、症例ごとに判断しております。

続く写真では、左上が上顎を下から見たもの、右上が下顎を上から見たものです。固定式拡大装置の装着により、前歯の誘導と歯列拡大を図ることを目的としています。

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固定式装置は見た目にやや存在感がありますが、装着による痛みは個人差があり、多くのケースで大きな痛みを感じることは少ないとされています。

※治療の経過や感覚には個人差があります。

次回は、固定式の拡大装置を装着してから3か月後の状態をご紹介いたします。

みらい歯科・矯正歯科クリニックには、三木市をはじめ、神戸市西区・神戸市北区・明石市・小野市・加東市・加西市など広範囲からご来院いただいています。

お子さまの歯並びで気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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